生きた色彩 ゴーギャン

f:id:vancool82:20210202155425j:plain

ウジェーヌ,アンリ,ポールゴーキャン
後期印象派画家」

タヒチの女」有名な絵画をテレビ番組ではじめて見た時
 ゴーギャンと言う名前を知った

目に写った彼の絵は
エネルギーに満ちていて
美しい自然の中で日焼けした女性が
生き生きとし、生命力を感じる絵だった

友人だった有名なゴッホの番組の中で紹介されていたが
ゴーギャンにものすごく心ひかれた

その後になりゴーギャンの遺作となった絵を
目にすることになる

f:id:vancool82:20210202160540j:plain

ポール・ゴーギャンの『D'où venons-nous ? Que sommes-nous ? Où allons-nous ?』という作品。

和訳は「我々はどこから来たのか  
      我々は何者か
          我々はどこへ行くのか」

そこに、描かれた絵画には文章がある
絵画作品に文章を書き込むということはほぼないのに
余程の思いがあったのではと思う

生と死、光と闇 作品から溢れてくる
何も聞きたくないと耳を塞ぎ体を丸めて小さくなった人
妥協するようなやるせなさが見えてくる
そこには、光がない
影の部分が描かれいる
白い像 誰も祈りを捧げず 像の隣で遠くを眺め
何を待っているような人
赤ん坊が横たわり
悲しげな人が何かを訴えるように見ている
中央の人は果実をもぎ取ろうとしているのか?

良く見てみると闇の世界が広がっていて
両端だけが光に照されている
この世だけが闇なのかと思いたくなる
外の世界は光の世界なんだと

中央の人がもぎ取ったのは

知恵の実 だったんじゃないだろうか

イブなのか、アダムなのか



「我々はどこから来たのか
      我々は何者か
         我々はどこへ行くのか」

この問い

調べてみると
「眼に見えない内面や神秘の
   世界理念や思想表現を志向する」
と書かれていた。

今さらながら 府に落ちた

点と点が繋がっていく
あの時感じた ゴーギャンの生きる喜びを
そして心のどこかで憶える人生への問い

愛した人を失ってゴーギャンは最後に描いた絵に
すべてを注ぎ込んだように思えてならない

若い頃に感じたゴーギャンへの思いが
今になって繋がっていく

素晴らしい作品に心が動くこと、感じることの大切さを
改めて感じる瞬間でした。

宗教や精神世界そして宇宙 神
その答えを捜している1つの魂
その真理への探求がサーフィンと共に
始まっていったように思う

にほんブログ村 哲学・思想ブログへ
にほんブログ村